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【連載】 神経質にならなくても大丈夫!なぜなら。

  • 執筆者の写真: Kanako
    Kanako
  • 2月9日
  • 読了時間: 3分

ここまで腸内環境を整えるポイントと理由をご説明してきました。

できれば食べない方が良い物などもコメントしましたが、神経質になる必要はありません。

なぜなら、腸内環境が整えば、摂り込んだ不要な物や有害な物を排出する「デトックス」機能を発動できます。


体内のデトックス機能は、腸のほかには肝臓や腎臓でも行なわれています。



≪大腸≫

腸活に必要な食物繊維は、小腸で消化されずに送られてきた有害物質をからめとり、便として排泄する重要な働きを担っています。


乳酸菌やビフィズス菌は腸内で生成されるアンモニアなどの有害物質を減らす作用があり、

肝臓が解毒すべき有害物質の量を減らすことで肝臓の負担を軽減させます。

また、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei)という乳酸菌グルタチオンという解毒を助ける抗酸化物質の合成を促進したり、

ラクトバチルス・ラムノサス(Lactobacillus rhamnosus)という乳酸菌は鉛やカドミウムなどの重金属を吸着して便として排出します。

乳酸菌やビフィズス菌が産生する短鎖脂肪酸が肝臓に届き、肝臓の解毒作用をサポートしたり、

腸の粘膜を刺激して蠕動運動を促し便の滞留時間を減らすことで、有害物質の再吸収を防げます。


≪肝臓≫

肝臓は血液中に流れている有害物質を分解して毒性の低い物質に変えて、尿や胆汁として排泄させます。

大量のアルコールなどは肝臓の解毒作用が追い付かず、肝臓に負担をかけてしまうので、

飲酒は適量で楽しむことが大切です。


肝臓が解毒するために必要なグルタチオンを多く含む食材は、アボカド、ほうれん草、ブロッコリー、キャベツ、ケール、カリフラワーなど。

グルタチオンの働きを強化したり、体内で合成する食材は、グレープフルーツなどの柑橘類、卵(黄身)、にんにく、たまねぎ、クルミやアーモンドなどのナッツ類です。


≪腎臓≫

腎臓は血液をろ過して老廃物や水溶性の毒素を尿として排出する重要な臓器です。

腎臓は体内の代謝で作られる老廃物のほか、外部から摂取した食品添加物、農薬、重金属、アルコール、薬、マイクロプラスチックなどの環境汚染物質などを排出します。


腎臓の解毒作用を高めるためには、1日2リットルほどの水を摂ること。

この時、カフェイン入りの飲料は水分にはカウントできませんのでご注意を!


バナナ、ほうれん草、アボカド、さつまいもなどに含まれるカリウムは毒素の排出を促します。

クエン酸を多く含む食品レモン、梅干し、トマトや、抗酸化作用のある食品ブルーベリー、ブロッコリー、さつまいも、黒豆などを食べると腎臓の負担を軽減し、毒素の排出をスムーズにします。

腎臓の負担を軽減するため、塩分やインスタントラーメンなどの加工食品を控え、アルコールは適量に留めましょう。


腎臓の血流が良くなると老廃物や毒素の排出がスムーズになるので、ウォーキングやストレッチなど

軽い運動で身体を温め血流を促すことも大切です。


このように、身体にはさまざまなデトックス作用がありますので、必要以上に神経質にならなくても大丈夫!

ただし、身体のデトックス機能が必要な時に発動できるよう、腸内環境を整えておくことは大切なのです。


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