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執筆者の写真Kanako

プロバイオティクス、プレバイオティクス、シンバイオティクス

少し難しい単語ですが、腸内環境を整えていく上で、知っておいていただきたい概念です。


プロバイオティクスとは、バランス調整菌などの人に有益な作用をもたらす微生物や

その微生物を含む食品を摂取することで腸内環境を整えること。


主にヨーグルト、納豆、キムチ、ぬか漬け、チーズなどの発酵食品や発酵調味料を指します。

発酵促進剤などで発酵させたものではなく、微生物の力で時間をかけて発酵させたものです。



プレバイオティクスは、人に有益な作用をもたらす腸内細菌のエサとなる食品成分を摂り、

特定の細菌を増殖させることなどにより、腸内環境を整えること。


わかりやすいところでは、食物繊維やオリゴ糖などを含む食品で、

玄米や全粒粉など精製されていない穀物、豆類、海藻類、きのこ類、野菜、果物など。




シンバイオティクスは、プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせたもので、

腸内フローラのバランスを整える生きた菌であるプロバイオティクス(1989年提唱)と、

腸内の有用な菌の餌となるプレバイオティクス(1994年提唱)を同時に摂取することで、

より効果的に腸内環境を改善し、健康増進に役立つという考え方で、1995年に提唱されました。


提唱されている年からもお分かりの通り、腸内細菌などの微生物を研究できるようになったのはごく最近で

今までわからなかった事が色々とわかってきていますし、

今までの定説が間違っていたという事も出てきています。


医療の現場では、感染防御や炎症抑制などにシンバイオティクスが応用されています。

私たちが日々の食生活の中で「シンバイオティクス」を少し意識していくだけで

医療に頼らない健康な身体作りを体現していけそうな気がしています。


プロバイオティクス、プレバイオティクス、シンバイオティクスという単語を覚える必要はありませんが

①有効な菌を含んでいる食品を食べること

②有効な菌のエサになる食物繊維やオリゴ糖を含む食品を食べること

③できれば①と②を組み合わせて食べること

このことを頭の片隅に記憶しておいていただけると、みなさまの健康作りのヒントになるかな~と思います♡

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