シナモンのすすめ
- Kanako
- 2021年7月16日
- 読了時間: 3分
前回のブログの中でご紹介した「シナモンコーヒー」は
コーヒーの身体を冷やす作用を、シナモン効果で体を温める飲み物へ変えてくれるのですが、
それはシナモンの血行促進作用によるものです。

また、シナモンは毛細血管の修復にも働きます。
45歳ぐらいから毛細血管の老化が始まる人が多く、
毛細血管の細胞が剝がれて血管に隙間ができると、細胞に届けるはずの水分や栄養素が漏れてしまいます。
血が流れなくなった毛細血管はゴースト化し、水分や栄養素が届けられなかった細胞が衰えます。
肌は潤いやハリが失われ、シワやたるみ、クマやくすみを作り、抜け毛や髪の乾燥にもつながります。
毛細血管がゴースト化すると、血流も滞るため体の末端から冷えが生じます。
また、毛細血管は、体中の細胞に栄養や酸素を運ぶ一方で、老廃物を回収する役割も担っていますので、
血管から漏れた水分やが、むくみや肥満の原因になることもあります。
シナモンに含まれる「シンナムアルデヒド」は、剥がれた細胞を密着させて血管の隙間を修復します。
昨日のブログで体を温める飲み物として紹介したルイボスティーにも、毛細血管の修復作用があります。
毛細血管に充分な血が流れることで、体のすみずみまで温めてくれるわけです。

またシナモンは、数あるスパイスの中でも抗酸化作用がとても高く、
アンチエイジングや生活習慣病の予防効果が期待されます。
ほかに、脂肪細胞を縮小させる働きや、血糖値のコントロール、
悪玉コレステロールの低下、抗炎症作用、リラックス効果、殺菌防腐効果など、
期待されるメリットはまだまだあります。
ただし、摂りすぎると肝臓にダメージを与えるので、注意が必要です。
シナモンに含まれる「クマリン」という成分が肝障害を引き起こす原因のようですが、
シナモンの種類によって含有量にかなりの差があります。
シナモンには大きく分けて、「セイロンシナモン」と「カシアシナモン」という2種類あります。
セイロンシナモンのクマリンの平均含有濃度が13.7ppmに対して、
カシアシナモンは3257.5ppmと比較にならないぐらい高いです。
カシアシナモンは、産地によってその含有量にも差があります。
選べるのであれば、是非セイロンシナモンと書かれている物を選んで頂きたいのですが、
カシアシナモンであれば、1日小さじ1/3程度(約0.6g=スパイスの小瓶6振り程度)を目安にしてください。
セイロンシナモンなら、1日300gまで摂取しても問題ないそうなので、気にしないで大丈夫です👌
メーカーに問い合わせて確認してくださっている方がいましたので、
内容を共有させていただきます。(2020年9月時点)
S&B社のオレンジキャップのシナモンはカシアシナモン

S&B社の有機シナモンはセイロンシナモン

S&B社の「フォション(FAUCHON)」シナモンもセイロンシナモン。
GABANのシナモンは、カシアシナモンとセイロンシナモンの混合だそうです。
トップ写真のマスコットフーズ社はしっかり「セイロンシナモン」と明記されています。
シナモンは、チョコレートケーキやバタートーストにふりかけたり、カレーに加えたりして、
飲み物以外でも摂る事が出来ますので、お好みの方法で試してみてください♡
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