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【連載】微生物(プロバイオティクス)を含む主な食品

執筆者の写真: KanakoKanako

更新日:1月22日

腸内環境を整える食生活として

プロバイオティクスを含む食品と腸内細菌のエサとなるプレバイオティクスを組み合わせることを

お勧めしました。


ここでは、プロバイオティクスを含む主な食品をご紹介します。


1,乳酸菌・・・ヨーグルト、味噌、漬物(ぬか漬け、キムチ)など、但し本当に発酵させている漬け物であること!

  市販のキムチや漬け物には、発酵させずに調味液に漬けただけのものが多いので要注意です。

  輸入のキムチには「キムチ君マーク」がついているものを選びましょう。



  国産のキムチは「発酵」「熟成」などの表記があるのもを選びましょう。

  原材料表示の欄に「調味液」と書かれている場合や賞味期限が長い物は

  発酵させていない可能性があります。

  乳酸菌は、糖を発酵して乳酸を生成します。腸内環境を酸性に保ち、有害細菌を抑制する効果があります。


  寒くなってきた今日この頃、キムチ鍋なども良いですね♪


2,ビフィズス菌・・・ヨーグルト

  ただし、ビフィズス菌が入っていないヨーグルトもあります!

  「ビフィズス菌入り」であることを確認しましょう。

  また、ヨーグルトによって入っているビフィズス菌や乳酸菌の種類が異なります。

  出来るだけ色々な菌を摂った方がよいので、購入のタイミングで異なる銘柄のヨーグルトを選ぶことで

  腸活に繋がります!

  なぜ出来るだけ色々な菌を摂った方が良いのかは、また後日お話いたします。


3,酪酸菌・・・ぬか漬け

  酪酸菌は短鎖脂肪酸である酪酸を生成する微生物で、酸素を嫌うのでぬか床の底の方に集まります。

  酪酸菌は免疫アップなど非常に重要な菌ですが、食品にはなかなかないのでぬか漬けは貴重です。

  ぬか床を混ぜる時は底の方に集まっている酪酸菌をぬか全体に行き渡らせてから

  野菜の漬け込みを行うと、効果的に酪酸菌を摂取できます。


4,酢酸菌・・・酢、タバスコ、コンブチャ、ザワークラウトなどの漬け物

  酢酸菌は、アルコールを酸化して短鎖脂肪酸である酢酸を生成する微生物です。


5,プロビオン酸菌・・・エメンタールチーズ、グリュイエールチーズ、(ヨーグルト)、サラミ

  乳酸を短鎖脂肪酸であるプロピオン酸に変換する能力を持っている。


6,酵母菌・・・本格焼酎、日本酒、クラフトビール、味噌

  加熱処理されていないお酒には酵母菌が残っているので製造後、風味や酸味などが変化していきます。

  加熱処理されたお酒に酵母菌は残っていませんが、発酵過程で生成される成分には健康効果があるとされ

  ています。


7,麹菌・・・味噌、しょうゆ、みりん、塩麴、本格コチュジャン、本格焼酎、日本酒

  麹菌は米や大豆、麦、芋に含まれるデンプンを分解し、糖に変える役割を果たします。

  この糖を微生物が分解して発酵が活発に行われ、酵母菌などがアルコールやアミノ酸などを生成します。


8.きのこ・・・きのこ自体、多細胞の真菌(fungi)という生物群に属していて、

  バクテリア酵母菌などのさまざまな微生物が共存しています。


このほかにもプロバイオティクスを含む食材もありますが、みなさんの日常に馴染みのあるものを

主にご紹介いたしました。

次回はプレバイオティクス(食物繊維やオリゴ糖など)についてご説明していきます!




  


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