top of page
検索
  • 執筆者の写真Kanako

豆ってこんなにすごい✨

突然ですが、腸は、脳からの指令がなくても⾃らの判断で働きを調節する⼒をもっていることから

「第⼆の脳」とも呼ばれています。

その腸の働きを最大限に発揮するためには、豆のちからが大切なんです。


豆、食べていますか?

なかなか「豆」の状態で食べる機会が減っている日本の食卓ですが、

豆は腸内環境を整えて便通を良くしたり、それによる美肌効果のほかにも、

腸内でいろいろな効果を発揮するちからを持っています!



大豆は「畑の肉」と言われるほどたんぱく質が豊富なたんぱく源で、

豆はそれぞれの栄養成分量はことなりますが、その他の豆類もたんぱく質を多く含みます。

まずは、腸活の視点からの「すごいところ」をお話ししますね。


食物繊維、オリゴ糖、レジスタントスターチ

これは今まで私のTwitterでもたびたび話題にしている腸活ワードなので、

聞き覚えがある方もいらっしゃると思いますが、

いずれも難消化性物質なので、小腸で吸収されずに大腸まで運ばれて、腸内細菌のエサになります。


豆類はこの3つすべてが豊富。

食物繊維に至っては、不溶性食物繊維も水溶性食物繊維も併せ持っています。


不溶性食物繊維の主な働きは、水に溶けないため水分を吸収して膨らみ

便のかさを増して腸を刺激して排便を促します。

その際、腸内の毒素など様々な物質を吸収して便と一緒に排出します。


水溶性食物繊維は水に溶けるので、水分を抱き込んでゲル化(ゼリー状)になり、

腸の中で糖や脂肪の吸収を抑え、そのため血糖値の急上昇を防ぎ、脂肪も蓄積しにくくなります。


そして水溶性食物繊維は、ビフィズス菌や酪酸菌など腸内の有用菌のエサとなり

腸内発酵して「短鎖脂肪酸」を生成します。

この「短鎖脂肪酸」という言葉はこれから腸活の上では重要なキーワード。

なぜなら、短鎖脂肪酸が人の免疫力を上げる働きにも大きく影響するからです。


すこし専門的なお話になってしまいますが、短鎖脂肪酸とは

「乳酸」「酢酸」「プロビオン酸」「酪酸」の総称で、感染予防、免疫機能の調整を担い、

腸内を弱酸性に保ち、腸の健康を守る働きをしています。


この「腸を弱酸性に保つ」ということがとても大切なのです。

腸内環境が弱酸性だと、有用菌をサポートしてくれる菌が増えて腸の健康が保たれます。

腸か健康だと、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの吸収もよくなります。

別の言い方をすると、腸が健康で無いときにどんなに栄養成分を摂っても

カラダに吸収されず、排出されてしまいます。




また、腸が健康であると、幸せホルモンと言われている「セロトニン」や

やる気物質の「ドーパミン」なども腸内で生成されるのです!


セロトニンはトリプトファンというアミノ酸から合成されるのですが、

トリプトファンは大豆に含まれる「大豆たんぱく」と、乳製品に含まれるたんぱく質「カゼイン」に多く含まれています。


また、ドーパミンはチロシンというアミノ酸から合成されますが、

チロシンはパルメザンチーズや大豆、ナッツ類などに多く含まれています。


大豆や豆のすごさ、わかっていただけましたでしょうか?



そのほかにも、エネルギーや物質の代謝に重要な役割を果たしているビタミンB1、B、B6などのビタミンB群

言わずと知れた女性ホルモンに似た働きをし、女性の美しさや若々しさを手助けしてくれる大豆イソフラボン

記憶力の向上、認知症予防、動脈硬化の予防が期待されるレシチン

免疫機能をつかさどるナチュラルキラー細胞と呼ばれるリンパ球を活性化し、免疫力をアップさせ、ウイルスや細菌から体を守るサポニンなど

嬉しい効果が期待できる栄養成分が豊富


ですが、何度も言いますがこれらは「腸が健康であれば」という前提で吸収される栄養成分です。

腸活して腸を健康にしておくことで、知らず知らずに効果的に栄養を吸収して

心身ともにメンテナンスが行われ、パフォーマンスも上がっていくのです。


「腸活」はそんなに難しい事ではないのです。

今までの暮らしを振り返り、少し意識をして足したり引いたりするだけで、楽しい腸活ライフが叶います!

これからも、ちょっとした心がけを皆さまにお伝えできるように、私も精進いたします(^▽^)/


レシピのページに豆を使ったレシピも掲載いたしますので、参考になさってください。


閲覧数:47回

最新記事

すべて表示
bottom of page